DRY FRUIT

太陽と酸素が料理人。

艶やかに熟したセクシーなフルーツを持っておいで。

ちょっと昔、人と自然が仲良しだったころ、

カントリーのキッチンではママンたちがこうして

ドライフルーツ作りに精を出していた。

フリルのついた真白い木綿のエプロン。

日なたのにおいのする風景。

いま、いちばんの贅沢かもしれない。

 

<ドライフルーツ>

ドライング=乾燥は、先史時代からおこなわれていた食品保存の方法。いまもなお世界各地で果物や野菜、肉、魚の天日乾燥がおこなわれている。家庭でも比較的簡単に乾燥できるのは果物、野菜そしてハーブ。とくに果物は、保存のためというよりもむしろ、乾燥させることによって生じる旨味、香り、歯ざわりを楽しむために、という人が多い。

ドライングに向いているフルーツ=あんず、りんご、プラム、いちじく、ぶどう、洋梨、桃、チェリーなど 

ドライフルーツの利用法=数時間水に漬けてもどしてから、ケーキやクッキーに、フルーツバターに。フレーバーティの場合はそのままきざんで。

 

太陽がくれた栄養素

ドライフルーツにすると、ビタミンが減るかわりに熱量と糖質、カルシウムとリンが増加する。レーズンを同量の生のぶどうと比較した場合、熱量と糖質が6倍に、カルシウムが11倍に、リンが7倍にもなっているのがわかる。とくに体内の機能のバランスを保つのに欠かせないカルシウムやリンをおいしく摂取するにはドライフルーツが好都合。小魚なんて大嫌いという向きにはまさにおすすめの一語。

 

 

HOW TO

1.傷のない、充分に熟した果物を用意する。熟していないものは乾燥に時間がかかるため、色や香りが悪くなる。

2.適当な大きさに切る。

<天日乾燥の場合>

図のようにして陽の当たる風通しのよい所におく。ときどき裏返し、夜は室温に取り込む。これを約1週間くり返し、市販のドライフルーツとおなじくらいの弾力がうまれたらできあがり。気候や素材により乾燥に要する時間は千差万別なので、その都度確かめること。

クッキーなどのさまし網に並べる。

棒(木製)に通し、木枠に渡す。

     

糸でつるす。

 

木枠に金網を張り、木綿の布を敷き、その上に並べる。