基本のビスキュイ 3パターン 

 1・バターケーキ法  2・共立て法  3・別立て法 

 
 クリスマスだけでなく、お誕生日などあらゆるシーンを飾るのはやっぱりデコレーションケーキです。ふわふわのスポンジケーキにフレッシュ生クリーム、甘いイチゴは誰もが大好きな取り合わせ。その時々のイベントごとに、家族やお友達のためにデコレーションケーキを作ってあげたい、その人に合ったデコレーションを施してあげれれば・・・と手作り派の皆さんは思っていらっしゃることでしょう。目標はまず、おいしいスポンジケーキを焼けるようになること。ひとくちにスポンジケーキと称していますが、粉と卵と砂糖だけで焼く軽いタイプをビスキュイといい、バターを加えたものをジョコンドと分ける場合もあります。このページで基本の3パターンの方法(18cmのホール用)をしっかりマスターして下さい。


1.バターケーキ法<バターたっぷりどっしり生地>

 バターと砂糖、粉と卵を同割で作るバターケーキ。いわゆるパウンドケーキはこのパターンです。もともとは聖書の重さと同じ1パウンドのバターと砂糖、粉と卵で作ることからこの名前が付いたとか。生クリームのデコレーションより、バタークリームが合う重い生地です。生地の中に洋酒漬けフルーツをたっぷり入れるフルーツケーキもこの生地で作ります。バターと砂糖をしっかり擦り立てないと、後で卵を入れた時に分離してしまいます。また卵を常温に戻しておかない場合も分離の原因になり、焼き上がりがボソボソになってしまいます。

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常温に戻した無塩バター100gを、ホイッパーでクリーム状にする。

グラニュー糖100gを加え、空気を抱き込ませながら、ホイップにする。

よく溶いた全卵2個を加え混ぜる。

薄力粉100gとベーキングパウダー小さじ1/2を一緒にふるい、加える

生地を練らないようにさっくりと混ぜ合わせる。


2.共立て法<バター多めのしっとり生地>

 いわゆるデコレーションケーキの生地を作る場合、卵を全卵で使う共立て法と、卵黄と卵白に分けて使う別立て法の2パターンがあります。共立て法は、全卵のまま砂糖を加えて泡立てるので、ホイッパーよりハンドミキサーを使い、火にかけながら泡立てないとなかなか立ち上がりません。粉と卵を同量ずつ計り、バターと砂糖は図のように4割まで減らせます。甘さを控える場合、砂糖だけでなく、その分だけバターも減らさないと生地が浮きません。また全くバターを入れない場合は、砂糖と粉は卵の半量まで減らすことができます。

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全卵4個とグラニュー糖100gをハンドミキサーでもったりするまで泡立てる。

ふるった薄力粉100gを加え、練らないようにさっくり混ぜ合わせる

溶かしたバター25gを加え、軽く混ぜ合わせる。

 


3.別立て法<よりふんわりと甘さ控えめ>

 より軽い生地を目ざす場合、卵を卵黄と卵白に分ける別立て方法がよいでしょう。ふわふわの食感が命のシフォンケーキはこの方法で作ります。別立て方法はメレンゲの善し悪しが焼き上がりの決め手となるので、卵白をしっかり泡立てること。ボールを逆さにしても落ちて来ないくらいの固いメレンゲができれば、きっと柔らかい生地に仕上がるはず。油分のない清潔なボールを使い、卵白は常温に戻しておくとよいでしょう。最初にグラニュー糖をひとつまみ加え、卵白をほぐして液状にしてから、泡立て始めると目が揃います。

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ボールに卵黄を入れ、よくほぐしてから、グラニュー糖50gを加え混ぜる

空気を抱き込ませるようにしながら、トロリとするまで、よく泡立てる。

ボールに卵白2個とグラニュー糖をひとつまみ入れ、ほぐしてから泡立てる。

クリーム状になったら、グラニュー糖100gを2回に分けて加える

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ボールの底をたたきつけるようにホイップし、固いメレンゲを作る。

メレンゲの1/3を2に加え、さっくり混ぜ合わせる。

ふるった薄力粉100gを加え、練らないようにさっくり混ぜ合わせる。

残りのメレンゲを加え、泡をつぶさないように混ぜ合わせる。

溶かしバター25gを加え混ぜる。


バタークリームバリエーション
 おいしいバターで作ったバタークリームはとてもリッチ。生クリームより日持ちがするので、あらかじめ用意しておける上、いろいろなバリエーションを作ることができます。バタークリームの基本は、無塩バターとグラニュー糖を擦り合わせたクリームに、その半量のカスタードクリームを合わせます(レーズンウィッチのレシピ参照)。全体量の2〜3割のチョコレート、果実のピューレ、ラム酒、プラリネなどを混ぜ合わせるとグンと風味がアップします。またくるみなどのナッツ類、洋酒漬けフルーツ、コーヒーを合わせてもよいでしょう

計量なしでビスキュイを焼く!!

 その昔、計量器がなかったころ、こんな方法で材料を計ったそうです。卵1個をきれいに割り、その両方の殻にいっぱいの粉と砂糖を計ります。こうすれば、卵と粉と砂糖が同量になります。また卵の殻の一方だけを使って粉と砂糖を計れば、卵1個に対して、粉と砂糖の半量の軽い生地になります。こんなアバウトな計量でもしっかり生地はできるのです。きっちりと数字を追っても粉や卵の状態はいつも違うので、それよりも生地の状態を見極めて、材料を増減できるようになれば、もうプロってことです。



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