基本は手のひらサイズの丸パン作り。

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パン作りの初心者はまず、基本の丸パンから始めましょう。
最初は粉の合計が100g〜200g程度の少量で練習するとこねやすくていいでしょう。
基本のパンは粉・イースト・塩・水だけでできますが、ここでは牛乳とグラニュー糖を加えました。
焼き色のよい、よりおいしいパンになります。
また、もうワンランクアップして、卵を加えるとさらに風味が豊かになります。
ただし、卵入りのパンは固くなるのが早いので、焼き立てをいただくのがいちばんでしょう。
バターを入れるとリッチになりますが、実際は、生地の中にバターを練り込むよりもオーブンから出した直後に溶かしバターをかけたり、いただく時に直接付けた方がバターの風味を楽しめ、使用量も少なくてすみます。

さて、一生懸命生地をこね、やさしく丸めて成形したら、最後においしく焼き上げるコツがあります。
それは焼く直前に生地の表面にさっと霧吹きで霧を吹くこと。
こうすると焼き上がりがパリッとします。
オーブンに入れてしまったら、後はお掃除タイム。
あちらこちらに生地の残りが付いています。お湯で洗ってもこのベタベタはなかなか落ちませんが、水に酢を数滴加えた酢水で洗うとあっという間にきれいに。
ぜひお試しください。

冷蔵発酵方法で基本のパン作りにトライ!!

パンにしてもお菓子にしても最初が肝心。冷蔵発酵方法なら、パン作りが手軽にできますし、インスタントイーストを使用すると、より作業がラクにすみます。下記の作り方1を参考に基本のパンを作ってみましょう。

★材料
強力粉…80g
薄力粉…20g
インスタントイースト…5g
牛乳…30cc
グラニュー糖…5g
冷水…30〜50cc
塩…ひとつまみ
強力粉…適量(手粉用)

★作り方
1.
ボールに強力粉、薄力粉、インスタントイーストを入れ、ホイッパーで混ぜる。
2.
冷水に塩を溶かす。
3.
粉類の真ん中を窪ませ、塩水、牛乳、グラニュー糖を入れる。
4.
粉を崩しながら大まかに混ぜ合わせる。粉によって吸水量が違うので注意。
5.
手粉用の強力粉を少し足し、ひっかくように混ぜた後、強く押しつぶすようにこねる。
6.
生地がぶつっと切れるようなら、生地を折りたたみ、押しつぶす作業を繰り返す。ボールの中で生地を打ちつけてもよい。
7.
生地をひっぱると、薄い膜状になればOK。
8.
丸めてビニール袋へ入れ、生地が2倍に膨らむ余裕をもたせ、口を閉じ、冷蔵庫で一晩(8時間〜24時間)寝かせる。
9.
2倍の大きさに発酵する。
10.
作業台に強力粉をはたき、生地を切り分け成形する。手のひらに生地をのせ、片方の手のひらを丸めてころがすか、作業台上で同様にころがしても。
11.
温かい場所に置き、指で押して少し生地が戻る状態まで発酵させ、表面に霧を吹き、220度のオーブンで約12分焼く。熱いうちに溶かしバターを塗ると風味が増す。

冷蔵発酵のパンは表面がパリパリに。
冷蔵発酵のよさは、何といっても手間がかからないこと。こね上げた生地を冷蔵庫へ入れておけば、約8時間後には生地は2倍に発酵し、成形できる状態になっています。それから2日くらいまでなら、冷蔵庫で保管でき、いつでも好きな時に取り出して成形できます。それ以上経つと、ビニール袋の中で酸化してしまいます。見た目には大きな違いはありませんが、焼いても酸っぱくてあまりおいしいパンとはいえません。

パンの外側の部分をクラスト、中の柔らかい部分をクラムといいますが、冷蔵発酵方法で作ったパンは、クラストがパリッと仕上がります。また、普通に発酵させるものより、発酵仕上がりが小さいので、クラムがギュッとしまったパンになるのです。大きく作るのは、その分粉が多く必要になりますが、食パンなどはずっしりと重みのあるものができますよ。

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