めん棒・刷毛の取り扱い

めん棒

麺類、パイやクッキーなどやペストリーを作るときに、生地を平らに薄くのばす道具です。

・選び方
長さ:ペストリー用は30〜40cm,麺用は1m位。
直径:3〜4cm位が扱いやすい。
材質:木製・ステンレスなど。
(木製:ブナやカシなど堅くて節のないもので、木のきめが細かく、乾燥していて真っすぐな物を選びます。
生地の分量が多い時やパン生地を伸ばす時には、ローラー式を使うと便利。
ステンレス:生地が付きにくく、伸ばしやすい。また、生地を冷やすこともできる。)

・使用後のお手入れ
めん棒にこびりついている生地を落とす。軽い汚れの場合、カラ拭き程度で良い。ただし、木製は水洗いした場
合、十分に水気を拭きとり、風通しのよいところで乾燥させます。なお、汚れがひどい場合は漂白剤に付けます
が、最低でも3日以上干さないと芯まで乾ききらず、黒ずみやカビの原因になります。


刷毛

スポンジにシロップを打ったり、ドリュールやたれを塗ったりするときに使う刷毛は、平刷毛と丸刷毛の2種類。
毛の材料は獣毛(馬、山羊)、植物繊維、合成繊維などがあります。毛の色は白と茶の2色、堅さとは無関
係ですので、用途と好みで使い分けます。

・選び方
コシのしっかりした柔軟性に富んだものを選び、毛先がそろっていて、つけ根がしっかりして毛が抜けないもの
がよいです。また、用途によって使い分けるとさらによい。
毛足の長さは1〜4cm位で、毛幅は3〜9.5cmまで1.5cm刻みにある。

★平刷毛★

豚 毛… 硬いのでシロップを打ったりジャムを塗ったりする。

馬のたてがみ… 柔らかいのでドリュールを塗ったりする。

馬の体毛…毛足が短いので照り焼きのたれを塗ったりする。

山羊のひげ…比較的強い。
山羊の体毛…安いが切れやすい。

アクリル系繊維…柄がプラスチック製で価格が安く一般家庭向き。

★丸バケ★

豚 毛…お菓子を作る時、型(タルト、ブリオッシュなど)に油を塗ったりする。

・使用後のお手入れ
(粉を使った場合)
一度水の中で軽く振り洗いする。
(寒天などで固まった場合)
お湯につけてふやかす。
台所用中性洗剤を使い手でもみほぐして洗います。
必ず陰干しにし、完全に乾燥させてからしまいます。
・使用上の注意
用途に合せ一度水またはお湯に軽く湿らせてから使用します。

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