プラスチック食器

プラスクックの食器や容器は種類が多く、用途によって使い分けられています。
熱、油、酸などへの耐性はそれぞれ異なりますが、一般的には取り扱いが簡単です。

・使用後のお手入れ
柔らかいスポンジを使い、台所用中性洗剤で洗います。タワシやスチールウール、クレンザーは傷つきやすいので避けます。(食器用のクリームクレンザーなら大丈夫です。)
また、弁当箱や容器の蓋の溝は洗いにくいので、歯ブラシや溝専用ブラシで洗いましょう。
洗っても取れない臭いは漂白剤につけるとよいでしょう。
水気をふいて乾かしてからしまいます。

・使用上の注意
・プラスチックは熱にあまり強くないので、熱湯を直接かけないようにするほか、直火はもちろん、オーブンにも使用できません。
・直射日光に長時間あてると、退色することがあります。
・食器洗浄機の庫内は使用中温度が高くなりますので、耐熱温度の低いプラスチック(約90℃以下)は使用を避けたほうが用でしょう。
・電子レンジに使用できる容器でも、中の食品が加熱されて容器が変質することがあるので、短時間で使用するのが望ましく、特に油や砂糖の入ったものは注意します。
・スチロール樹脂は鉱物油、植物油に弱い性質があり、レモンなどの柑橘類の皮に含まれるテルペン油に侵されるといわれています。
また、バターや植物油などを長時間入れておくと、ひび割れが生じることがあります。
・スチロール樹脂やメタクリル樹脂(しょう油差しなどに使われている)の容器にアルコール類を保存すると、味に変化をきたします。

種類と主な用途
種類(樹脂名) 耐熱温度(℃) 主な用途
低密度 70〜110
包装材(袋・ラップフィルム・食品容器)など
ポリエチレン 高密度 90〜120
包装材(フィルム)など
ポリプロピレン 100〜120 包装材(フィルム)など
ポリ塩化ビニル(塩化ビニル樹脂) 60〜70 ラップフィルム、タマゴパックなど
ポリスチレン(スチロール樹脂) 70〜90 食卓用品、トレーなど
メラミン樹脂 110〜120 食品容器(主に集団調理)など
*原材料の種類により異なります。
・表示は刻印とラベルに
蓋と容器等の耐熱温度が違うことがあるので、刻印やラベルの品質表示で確認して下さい。

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