◆スパテラ
正しくはスパチュラ(spatura)といい、材料を混ぜたり、練ったり、裏ごししたりする道具です。

◆レードル
汁気のあるものをすくう玉じゃくし。耐久性に優れたステンレスのほか、変形しやすい軽いアルミ(アルマイド)製や、ホーロー製など、材質はいろいろ。

◆ターナー
料理を返したり、器に移したりするときに使います。形はいろいろありますが、フライパンの鍋肌に添わせやすいように弾力性のあるものを選びます。材質はステンレス製が主ですが、フッ素樹脂加工されたものもあります。返し板と柄の角度が30度くらいのものが使いやすいです。


使用後のお手入れ
●しゃもじ
・木製のもの…使用前に水分をよくしみ込ませておくと、煮汁がしみ込みにくくなります。
使用後は台所用中性洗剤で洗います。汚れが落ちないときはクリームクレンザーで洗 い、匂いや黒ずみが気になるときは、漂白します。生乾きでは料理の匂いを残すので、 洗った後は陰干しで十分乾かします。
・プラスチック製のもの…色や匂いがしみついたら、薄めの漂白洗剤溶液に浸して漂白します。
クレンザーは細かい傷をつけるので使用は避けます。

●ターナー
筋目や穴に汚れが残りやすいので、台所用中性洗剤を付けたスポンジでよく洗います。
柄の部分も忘れずに洗います。

●鉄玉じゃくし・鉄ベラ
新品はサビ止め皮膜がついているので、カラ焼きをします。普段の手入れはタワシを使った水洗いで十分 です。油なれしたものほど使いやすいので、油脂を落としてしまう台所用中性洗剤やクレンザーは使用し ません。洗った後は水気を残さぬよう、空焼きをします。

●ゴムベラ
柄とヘラの部分が取り外しできるものは取り外し、台所用中性洗剤とスポンジで洗います。

●網じゃくし
余分な油カスをペーパータオルで拭き取り、熱湯をかけ油分を流した後、台所用中性洗剤とスポンジまた はタワシで洗います。目がつまったときはさっとカラ焼きをすると、カスが燃えてきれいになります。

<日本料理>
★スパテラ
・しゃもじ
頭部は平らな長円形で、裏側がわずかに反っている。
使う前は水でぬらすと、飯粒がつきにくくなる。
★レードル
・ 玉じゃくし
大きくて浅めのものは、汁物などに。崩れやすい煮物などのデリケートな鍋には、あたりの柔らかい木製や、竹製が適している。
・網じゃくし
すくい上げる部分に金網がはってあるもの。揚げ物をひき上げたり、揚げかすを取るとき用いる。
★ターナー
・ ワイドターナー
幅の広いターナー。煮魚などの形を崩さずに盛り付けられる。

<西洋料理>
★スパテラ
・スパテラ
フッ素樹脂加工のフライパンや鍋などのように傷つきやすい鍋を使うときに。
四角いもの…炒め物用。
穴のあいた木ベラ…炒め物用のほか、汁物もスムーズに混ぜられる。 ★レードル
・レードル
一方が鋭角になっているものは注ぎやすく、細かい作業に向いている。横長型と縦長型があるが、横長型のほうが使いやすい。小さくて、深めのあるものは、スープ用に。
★ターナー
・フライ返し
料理を返したり、器に移したりするときに使う。
・バタービーター
バターを多く使う料理や、ケーキ作りなどの際にバターを攪拌する道具として使うもの。

<中華料理>
★レードル
・ 鉄玉じゃくし
中華鍋と共に使う。鍋底のカーブにあったものを選ぶ。
★ターナー
・ 鉄ベラ
中華鍋と共に使う。
・ギョウザターナー
先の長いターナー。いくつものギョーザを一度に裏返したり、器に移すことができる。

<その他>
★スパテラ
・ゴムベラ
とろみのある材料などを別の容器に無駄なく移すことができる。ゴムの部分を折り曲げてみて弾力のあるものを選ぶ。
★レードル
・穴明き玉じゃくし
すくう部分に穴が空いているので、汁気の多いものの具だけをすくうときや、形の崩れやすいものをすくい上げるときに使う。
・アク取り
中央の底だけが網目になっているものと、中央部に網の仕切りがあるものがある。
網じゃくしよりも小さめでアクが取りやすい。
★ターナー
・鉄板用ヘラ
柄が短く卓上用に適している。先が直線で薄くなっているため、フライパンや鍋を傷つけることがある。

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